猟犬に愛された姫~ドリームライブ~
お医者さんはレントゲンを
3枚レントゲンボードに貼った。
「たしかにお仕事は事務と歌うお仕事なんですよね?」
『はい…』
「あなたの喉には腫瘍があります。
それも悪性腫瘍です。」
えっ……?
あたしは無意識に喉をおさえ
呆然としてしまった。
『あの…来年の春まであたしの喉はもちますか?』
あたしがお医者さんに聞いたのは
どうしたら治るかじゃなく来月開催される
アイドルフェスティバルまで歌えるかだった。
「あなたの腫瘍はどんどん肥大していき
最後には呼吸ができなくなります。
ただ手術すれば治りますが……」
『はっきり言ってください。
覚悟ならできてますから……』
レントゲンボードをつらそうに見ていた
お医者さんはあたしの方をゆっくりと見た。
3枚レントゲンボードに貼った。
「たしかにお仕事は事務と歌うお仕事なんですよね?」
『はい…』
「あなたの喉には腫瘍があります。
それも悪性腫瘍です。」
えっ……?
あたしは無意識に喉をおさえ
呆然としてしまった。
『あの…来年の春まであたしの喉はもちますか?』
あたしがお医者さんに聞いたのは
どうしたら治るかじゃなく来月開催される
アイドルフェスティバルまで歌えるかだった。
「あなたの腫瘍はどんどん肥大していき
最後には呼吸ができなくなります。
ただ手術すれば治りますが……」
『はっきり言ってください。
覚悟ならできてますから……』
レントゲンボードをつらそうに見ていた
お医者さんはあたしの方をゆっくりと見た。