きっかけは
ちなみに、女子ってなんで揃えるだけなの?といつも疑問に思ってました
勿体ないなぁ、って思ってました
気付くかっての!
そうそう!
可憐のはわかりやすいだけ!
彼女のはわかりにくかっただけ!
「えー、女の子にも気付かれなかったわよ
私から言っても「そうなんですか?」って!
そう言うの気付いてくれるのってポイント高いよ~~
さすが、彰だね!モテるはずよね!」
そうなんですか?可憐さん……
いや、百歩譲ってそうだとしても
たまたま、たまたまです!
決して可憐だから、ではない!
断じて!
よって、結果クリアならず
「気付かないし!モテないし!」
「何よー急に怒って!誉めてるんでしょ~」
ふんっ!
いらねーし
可憐に誉めてもらわなくても良いし
「ふふっ」
可憐の笑い声が聞こえて可憐の方を向けば、「誉めたのになんで怒るかなぁ」って言いながらまた笑った
あー、やっぱりこいつと居ると楽だわ
こうやって、俺の気持ちを浄化させていく
「怒ってないっての」
自分でもわかるくらい優しい声だった気がする
「ご機嫌なおって良かった」
「なんだよ、それ…だから、元々怒ってないっての」
ふふっとまた、可憐が笑うからもう何も言わない
きっと、何を言っても同じ会話の繰り返しだ
ふと、シャラっと可憐の首元が光る
あれ?珍しい