サムライ君とメガネちゃん
コンコンチキチン、コンコンチキチン

コンコンチキチン、コンコンチキチン…

お囃子が聞こえる

どこかでお祭りでもやってるのかな

「あ、あの…私は…」

ゆっくりと立ち上がり、私は人々に話しか

ける

「うわっ、壬生浪がなんか喋りおったで!」

一人の女性が叫び声をあげる

あれ?和服を着て、髪を結ってるけど、長身

で…

ミハルちゃん?

何してんの?こんなとこで?

「ほんま、人斬りは、おそろしおすなあ」

ミキちゃん?ミキちゃんだ!

ちょっと、何がどうなってるのよ!

「私、新撰組じゃありません!

違うんです!ただの女子高生なんです!」

沖田さん!コンドウさん、私を置いて、どこ

行っちゃったのよ!
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