サムライ君とメガネちゃん
塾を出て、しばらく明るい住宅街を歩き

山道に入った。

今にも消えそうな、しょぼしょぼ光る街灯

が転々と続くなか、私は小走りで山道を上

っていく

朝も登山、夜も登山

山の神様、どうか私をお守りください

どうか、どうか家まで、ご無事に…

前方に少しだけ明るい広場が見えてきた

公園だ

この公園を通り抜け、しばらく歩くと私の

家だ

神様、もう少しです

もうしばらくのご加護を…

人気のない公園を

一気に駆け抜ける

はずだった
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