サムライ君とメガネちゃん
「待たれよ」

低い、しかし涼風のように澄んだ声が、公

園一帯に響き渡る

誰?新手のヤンキー?

ヤンキーたちは私の腕をつかんだまま、声

の主を探した

私も見る

街頭の下、誰か立っている

メガネ無しで、しかも涙目だから、はっき

り見えないけど、若い男の人みたい

学校の制服を着てるみたい…に見える

男の人はさらに続ける

「お主ら、ワッパ相手に、卑怯であろう」

この人、私を助けてくれるの?

助けて助けて

…でも、ワッパって何?

私のこと?
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