サムライ君とメガネちゃん
「…そうだ!今度この街で、花火大会がある

んよ!一緒に行かへん?」

「ああー、火薬はもう、懲り懲りぞ

勘弁願う…後生じゃ」

体の痛みを思い出したのか、ゲホゲホと咳

き込みながら、彼が顔を歪めて泣きそうな

表情を浮かべる

「アッハハハハ!」

私は思わず吹き出し、大笑いした

お腹の底から…

そうだ、ミハルちゃんと、ミキちゃんにも

彼が帰ってきたことを教えてあげないと…

でも、いいか

しばらくは…

しばらくは、彼とここで、二人きりでいた



彼と、二人の時間を過ごしたい

私の大好きなサムライ君

お帰りなさい

そして、ありがとう
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