サムライ君とメガネちゃん
ガタッ!

大きな音がして、隣の席の女の子が立ち上

がった

ざわついていた教室内に一瞬、墓場のよう

な静寂が広がった

その長身の女の子はクラス全体の視線を一

身に受け止めながら、

黒板に向かってツカツカと歩き…

黒板消しを引ったくり、私の悪口が一面に

書かれた黒板の文字を、乱雑に消した

もうもうとわき上がるチョークの白煙

その中で、彼女は教室の私たちに振り返り
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