泥酔ドクター拾いました。
カンファレンスが終わると、私は看護師長と看護主任に呼び出されて看護師になってこれ以上ないというほどに怒られた。

何度も頭を下げながら、悔しさで涙を流した。


結局、斎藤さんの担当を外れることになった私は、ついさっきまで報告書と反省文を書いていた。


ようやく書き終わって缶コーヒー片手に屋上にいる私を、ひんやりとした肌寒さを感じる空気が纏う。


明日、というよりもまた朝になったら、いつものあの場所で仕事だっていうのに全く眠れそうになくて、ぼんやりと空を眺める。
屋上から見える遠くの空が青白くなってきていることに気が付いて、ようやくもう夜明け前なのだということに気が付く。

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