泥酔ドクター拾いました。
まさか、あの泥酔男とこんなところで再会するなんて思ってもみなかった。


「今日から新都総合病院の整形外科医として赴任した大和田崇也です。」

簡単な自己紹介を目の前の泥酔男がしていたけれど、驚きすぎて一体何を言っていたのかなんて、正直よく覚えていない。


美樹とランチをした翌日の月曜日。

朝のミーティングに院長と一緒に現れたのは、多分、180㎝超えていると思われる長身にスリムにすらりと伸びた手足と、程よく引き締まった身体。
口元にホクロのある甘いマスクに、シルバーの細いフレームの眼鏡の奥にはブラウンの瞳。
ダークブラウン色に染まった髪は、綺麗にセットされていて清潔感に溢れている。


赴任の挨拶をした、噂のイケメンドクターは、週末に私の平穏な日常を乱したあの泥酔男だった。

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