キミの螺旋
父親と共に母親を自宅へ連れて帰った。
すぐに通夜や葬儀の準備が始まったが…オレには問題があった。
オレは本物の【北川藤紀】じゃない。知り合いや親族には話しかけたり、かけられたりしちゃダメなんだって事に気付いた。
そんな可能性のある通夜には出ずに、【藤紀】の部屋に閉じ籠り、翌日の告別式だけに出て
誰にも会わないように細心の注意をはらった。
誰かに声をかけられたら…うつ向いて泣いてるフリまでしてごまかした。
だけど…オレにだってそんな事をする余裕なんかないんだ。
さすがに…他人の母親なんだけど、目の前で死なれた事がショックだった。
数日、家のゴタゴタで帰れないとサラに連絡した。
「藤紀は大丈夫?」
そう言ってサラは心配してくれた。
少しホッとする…
「平気だよ」
「凛には?理由を言っておいた方がいい?」
「言わなくていいよ」
オレは迷う事なく答えた。
そろそろオレの事を嫌いになってくれただろうか?
関わりたくないから、知らせなくてもいいと思った。
そして初七日が過ぎるまでオレは実家で過ごす事になった。
その間…藤紀の部屋でオレは【藤紀】の遺した日記を見つけた。
すぐに通夜や葬儀の準備が始まったが…オレには問題があった。
オレは本物の【北川藤紀】じゃない。知り合いや親族には話しかけたり、かけられたりしちゃダメなんだって事に気付いた。
そんな可能性のある通夜には出ずに、【藤紀】の部屋に閉じ籠り、翌日の告別式だけに出て
誰にも会わないように細心の注意をはらった。
誰かに声をかけられたら…うつ向いて泣いてるフリまでしてごまかした。
だけど…オレにだってそんな事をする余裕なんかないんだ。
さすがに…他人の母親なんだけど、目の前で死なれた事がショックだった。
数日、家のゴタゴタで帰れないとサラに連絡した。
「藤紀は大丈夫?」
そう言ってサラは心配してくれた。
少しホッとする…
「平気だよ」
「凛には?理由を言っておいた方がいい?」
「言わなくていいよ」
オレは迷う事なく答えた。
そろそろオレの事を嫌いになってくれただろうか?
関わりたくないから、知らせなくてもいいと思った。
そして初七日が過ぎるまでオレは実家で過ごす事になった。
その間…藤紀の部屋でオレは【藤紀】の遺した日記を見つけた。