キミの螺旋
廊下に出て、非常階段から下に降りていく。
下へ降りれば降りる程、煙が増えてきた気がする。
「ゲホッゲホッ…」
あたしは暴れていた為に思わず煙を吸ってしまい咳き込んでしまった。
「凛、煙を吸わないようにして!」
藤紀がそれを注意する。
「離してよ!自分で何とかできるからっ!降ろして…っ」
「…」
藤紀は何も言わなかった。
どうして否定してくれないの?
そんなのウソだよね?
でも、記憶の中で
あたしはハッキリと犯人の顔を見ていた。
確かに藤紀だと…数年経過しても彼だとわかるくらいに、鮮明に覚えていた記憶。
…そう。あの時…
思わず物音を立ててしまい…気づいた犯人が振り返り、こちらを見た。
あたしは振り返った犯人の見たの
そして玄関から出ていく彼の姿をずっと見ていた。
その後…あたしは恐る恐る両親の部屋を覗いた。
まずはパパの部屋
いつもは聞こえてくるイビキも…寝息すら聞こえてこない。
思い切って電気をつけると…
真紅に染まる布団が目に入った。
あたしは怖くて…ママの部屋へと走った。
そして同様に部屋の灯りをつけると、その部屋もパパと同じような光景が広がっていた…
下へ降りれば降りる程、煙が増えてきた気がする。
「ゲホッゲホッ…」
あたしは暴れていた為に思わず煙を吸ってしまい咳き込んでしまった。
「凛、煙を吸わないようにして!」
藤紀がそれを注意する。
「離してよ!自分で何とかできるからっ!降ろして…っ」
「…」
藤紀は何も言わなかった。
どうして否定してくれないの?
そんなのウソだよね?
でも、記憶の中で
あたしはハッキリと犯人の顔を見ていた。
確かに藤紀だと…数年経過しても彼だとわかるくらいに、鮮明に覚えていた記憶。
…そう。あの時…
思わず物音を立ててしまい…気づいた犯人が振り返り、こちらを見た。
あたしは振り返った犯人の見たの
そして玄関から出ていく彼の姿をずっと見ていた。
その後…あたしは恐る恐る両親の部屋を覗いた。
まずはパパの部屋
いつもは聞こえてくるイビキも…寝息すら聞こえてこない。
思い切って電気をつけると…
真紅に染まる布団が目に入った。
あたしは怖くて…ママの部屋へと走った。
そして同様に部屋の灯りをつけると、その部屋もパパと同じような光景が広がっていた…