聲と聲
謡愛
あのさ、なんでそんなに明るいの?謡愛(うたい)?
そう、いつも明るくて、元気でちっちゃい女の子。それが謡愛。
動く度にぴょこぴょこしてるミニポニーテールと、ピンクとしろのシュシュがトレードマーク
なんてかわいいんだろう?
あ、ごめんなさい!自己紹介がまだでした
私は謡愛のルームメイト。高校1年で、入学したばかり。
新入生の、詩葉(うたは)といいます。
よろしくお願いしますね?
私と謡愛は歌がすきなんです!
いっつも話すのは新曲の事とかアーティストの事とか
そんなことばかり。
でもたのしいんですよね。
そんなこんなで一緒にいる私たちですけど、謡愛のことあんまり知らないなあっておもうんです。
だから、せめて私たちの歴史を書いておきたいなぁっておもいます。
では最初のシーン、謡愛への質問からこの物語の始まりでーーす(๑><๑)
「あー、、、やっと授業終わりだょ、、、疲れたぁ。」
いつも通り置き勉しつつ帰る準備をする私。
そこへ謡愛がぴょこぴょことやってきました。
「詩葉ちゃん!!ねぇ、一緒にかえろうよ(´∀`)ほら、新しくアルバムでるんだよ!!きょうなんだよ!」
と、ハイテンションでグイグイくる謡愛。
そういえば、謡愛が落ち込んでるとこってみたことないんだよね。。。
「ねぇ、謡愛ってこーさ、落ち込んだりしないの?
あのさ、なんでいっつも明るいの?謡愛?」
謡愛はずっと笑顔で、可笑しそうに控えめに笑う。
「だってさ、詩葉ちゃん。毎日楽しいんだもん。今日はアルバムの日でしょ?あしたは体育もあるし!いっつも明日がたのしみなんだ!学校ある日はみんなにあえるし!なくたって詩葉ちゃんといれるでしょ?だからかな?」
そーなのか??なんだろ、かわいすぎるでしょ、、、
「そっかぁ、いいね!そうやって楽しみが尽きないっていうの、すごく羨ましいよ」