私はきっと、明日もあなたに逢いにいく

そこまでの施しを受けていない。

そこまで考えて、己の醜さに再度気づかされる。

だけどそれがなんだ!

そんなの今更だ!

それに……何も醜いのは私だけじゃない。

この世界に存在するほとんど全ての人間は醜いのだから。

「じゃあ聞くけど、」

冷たさが増した夕方のだけど静かに凪いでいたそれを壊したのは朔だった。

「ハナは一人の方が楽しいの?」
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