私はきっと、明日もあなたに逢いにいく
「ばあちゃんたちの苗字なんだ」
「うん?」
「ばあちゃんの名前は佐藤ヒロ。
その佐藤を英語にしてシュガー。意外でしょ?」
「すっごく」
「ね。ペットの名前を苗字から取るっていうのもだけど佐藤の翻訳がシュガーってね。
ちょっと流石だよね」
朔のこういう所は本当に尊敬する。
意外とか流石とか言いながら、その顔には少しも馬鹿にした感じがない。
もちろんからかいは含まれているんだろう。