私はきっと、明日もあなたに逢いにいく

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次の家では平和な時間が流れていた。

引き取られて最初の半年はビクビクして過ごしてたけど、そこの家族は僕を人間として受け入れてくれた。

本当に居心地が良かった。

進学した高校での友達を遊びに連れてきても喜んでくれた。

長期休みにはお泊まり会を提案してくれた。

僕の誕生日には僕のために誕生日ケーキを用意してくれた。

春も、夏も、秋も、冬も。

そこの家族は僕を受け入れ続けてれた。
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