魔法科高等学校a組
「いいなぁー!私もこんな部屋が良かったな〜ふふっ、羨ましいよっ。」
「……そうですか?」
___なら変わりますと言いたい
「じゃあ私は部屋に戻ろうかな。
夕食の時間は、7時だから食堂に来てね?」
「はい。あ、ありがとうございました!」
__バタン
ドアが閉まったのを確認して辺りを見渡すが慣れない風景に戸惑う。
「………なんか落ち着かないなぁー。」
『アパレシウムと唱えなさい。』
…え?
頭に女の人の声が響く。
『アパレシウムと唱えたならば、トビラは開かれる。シャットと唱えたならば、トビラは閉じられる。』
アパレ…シウム
シャ…ット?
「…アパレシウム…」
_____どういうこと?
部屋の隅には、見たことのない扉が現れた。
古びた、茶色い扉。