魔法科高等学校a組



「はい!俺やります!」


中川くんが元気よく手を挙げる。


寮の部屋も近いということで、仲良くなった中川くんはランキング2位。



どんな使い魔を召喚するか胸をわくわくさせる。








_____________


「ファンリル!?」




クラスメイトの叫び声が響く。
無理もない、中川くんが召喚させたのは最上級の使い魔。





ファンリルとは、見た目は巨大な狼で気性が荒く扱うのは難しいと言われる。




「ファンリルとは凄いな…」







『この少年には負けたよ。
私を見た瞬間から凄いしか言わないからな。こっちがバカバカしくなってきた。』



そう告げるファンリルは想像よりも優しく、今まで誤解していたのかもしれない。





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