昨日までの私と今日からの私。
「いつから大学行く?」

要の作ってくれた夕御飯を食べながら。

少し考えて。

『明日から行こうかな。頭も痛くなくなったし。あっ、あと助けてくれた消防士さんに会いたい。』

彼のおかげで第二の人生をやりなおせることになったんだから。

「わかった。連絡先聞いてるから教えるね。」

口一杯にカレーを頬張りながら、しゃべるからご飯粒いっぱい飛んでるし。

可愛いな、要は。

「東千李(あずませんり)さん。27歳の独身で福岡県出身。かなり背が高くて、めっちゃイイカラダしてたよ。威音のタイプだと思う。うちの千景とは正反対だったわ。」

何故、そんな詳しいの…。

ちなみに千景くんは要の彼氏ね。

幼なじみ同士だから、私とも幼なじみ。

本をこよなく愛するメガネ男子。

身体の線は細いけど、意外とスポーツ万能なんだよね。

そんないつもと変わらない日常会話が、私にはすごく楽で有り難かった。

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