青空の下で
「春樹、朝からうるさい」
「幸子は朝からババァみたいな小言を言いやがる」
2人のやり取りを見て、クスッと思わず笑ってしまった。
「紗枝ちゃんにまで笑われてるぞ」
「紗枝ちゃん。ひどいぃ~」
「ごめん。ごめん。本当に仲いいよね」
「俺と幸子は腐れ縁なだけだ」
春樹君はさっちゃんの肩に手を回す。
こんな事を平気でしてしまう2人に私はやっぱり付いていけないな……
見ているだけで顔が火照ってくる。
「やーめた。やめた。せっかく春樹達とお祭りまわってやろうと思ってたのに」
「えっ?!そんなぁ~幸子様。お願いします!!」
「じゃあ、紗枝ちゃんの送り迎えしてあげて。バスの最終ないし、浴衣で歩くの大変だから」
「そんなのお安い御用」
えっ?!私?!春樹君が私の家に迎えに来るの?!
「紗枝ちゃん、良かったね」なんて言われても、良かったとは思えない。
「そんな、悪いよ!!」
私は必死に断ろうとした。
でも、言葉が続かない。
「気にしないで。俺らん中には運動担当の奴がいるから」
「春樹君が来てくれるわけではないんだ」
「紗枝ちゃんは僕ちんじゃなきゃ嫌かぁ~ご指名なら」
「いや!!別に春樹君が良いわけじゃなくて!!知らない人に送り迎えしてもらうのは……」
「そんなおもいっきり否定しなくても。まぁ、いっか。大丈夫。紗枝ちゃんの知ってる奴行かせるから」
「これで安心だね」
さっちゃん……
なんか話が思っていなかった方向へ進んでる。