私が愛してる君と、君が好きな私







瞑っている目にかかった髪を私がよける。

けれど、柔らかい君の髪はまた目の上に戻ってくる。


その感覚がくすぐったいのか、少し眉間にシワが寄った。



「ふふっ。かわいい。」

今日は、久しぶりの1日デートだった。


久しぶりすぎて、すごくはしゃいでしまった。



最後だから、めいっぱい楽しみたかった。




< 2 / 25 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop