炎のごとくっ!
早速荷物を部屋に置いて出掛ける準備をして出る。

「おい柚、ただの探索に何でお洒落な格好してんだ?ジャージで良いんじゃね?」

「なんでジャージなの。ジャージとかダサいし!」

そのセリフをジャージを着ている俺の隣で言うかね普通。

「まあ、女の子だもんな。お洒落は女にとっては大事だもんな。」

「何その言い方。まあ、お兄ちゃんにはお洒落の大事さ分からないもんね」

「まあな!俺は野球以外興味ねぇよ」

そんな感じで話ながら歩いていくと鳥取県最大の都市「米子」に着いた。

着いた瞬間俺は驚いた、凍りついた。

「何かさ、人少ないね。広島とか岡山は人多かったのにね・・・」

「人が少ないから野球人口も少ないわな・・・競う相手が少ないから弱いんだろうな・・・」

田舎で静かなのは良いんだが、県最大の都市でこれは寂し過ぎる。

殆ど人は歩いていない。車は結構走っているけど何だかなー。

「き、気を取り直してお兄ちゃんが入学する学校行ってみようか?」

「ああ、ここから結構歩くけど行くか」
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