オリオン

一日待って、二日待って、三日目の夕方にインターホンがなった。



「シン!!」



ドアを勢いよく開けると、そこにいたのは彰だった。



「ミナ……」



悲しそうに私の名前を呼ぶ彰。



こんな彰始めてみる。



何かあったのかもしれないけど……



私には聞いてあげられる余裕なんてない。



だって……シンがいないんだから。



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