それでもいいって、いったじゃん。


顔を上げれば、
星だけがキラキラと輝いている。


今この空間は私だけのもの。


そう思えば思うほど嬉しくて、
同時に悲しくなった。

大きく息を吸って、
思い切り吐いて。


ゆっくり、目を閉じる。


ああ、懐かしい歌を思い出した。




母の子守唄だ。





< 60 / 88 >

この作品をシェア

pagetop