それでもいいって、いったじゃん。
「もーーーーーー、なんだよ急に」


その声と同時に、
体が体温に包まれて、ぎゅっと締められる。


「あれ………?あー、ちゃん…?」


「あれじゃないよ、どうしたの。」


「どーしたのって…?」


「起きたら隣にいるからまどろんでたら、なんかかわいいこと言うしさ」


「あれ、夢じゃなかったの?」


「かわいい寝言言ってたみたいだよ、ほんとかわいかった」


「なんか、あーちゃんが褒めてくる!珍しい!!好き!」


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