メープル*パンケーキ【2巻】*Happiness story*

「まるで泣き声でオムツかミルクか聞き分ける母親だね……。」

「相思相愛だからね♪…楓もそろそろ彼女作れば良いじゃん?」

「ん~興味深い女居ないから。」

「本当に?本当は居るんじゃないの?」

「居ないよ。…言っとくけど俺、理想高いから♪」

「そっか、そうだったな。…そういう事にしといてやるよ。…陳列よろしく。」

「了解。」

カウンター席から見た藤枝さん達は、じゃれ合う私達を優しい微笑みで見守っていた。
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