メープル*パンケーキ【2巻】*Happiness story*

―私の悪い癖。それは少しずつでも直していかないといけないよね。

好きな人だからこそ―大切な事だもん。

『…あの…これ使っても良い…?』

「えっ…。」

『…このシャンプー、使ってみたいと思ってたから。…良かったら今度買ってみようかなって…。』

沢山あるうちの一つを手に取り、笑顔を作り向き合う。
目が合った瞬間彼は悲しげな表情を浮かべたけど、慌てて笑顔を作ったみたいだった。

「も、もちろんっ!…あ、…じゃあ…メイク落としも。はい!ボディーソープは俺の好きに使って貰って大丈夫だから。」
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