メープル*パンケーキ【2巻】*Happiness story*
「…あの…さっきは…無神経な行動してゴメン。普段貰いもしない物出されたら…誤解されてもおかしくないよね。…女心解ってないね、俺…。」
そう言うとガックリと肩を落として、ため息を一つ。
『…違うよ!私がネガティブ過ぎるだけだよ。…元カノと…そういう場所に行った時の物かと思って…勝手に落ち込んでただけだから。
その…私の方こそゴメンなさい…!』
「…っ…夏音さん……。」
タオルを被ってるから冴木君がどんな顔してるのか、全く分からないけど…。
自分が言いたい言葉を今言わないと気が済まない。とにかく謝りたかった。