60%でスキップ~1ヶ月日記・2017・4~

 ああ、暗い気分です・・・。

 今日は小学校の授業参観&懇談&PTAでの学級委員の投票日でした。パニック障害の関係で学校という場所に恐怖を持つのですが、今まで参観や懇談は何とかいけていたしと出発。無事に着いて、チビ共の授業を参観(というより監視)し、その後の懇談に向けてえらく緊張してガチガチになってしまっていたので、病気を知っているママ友たちがお喋りに協力して気を紛らわせてくれていたんです。

 その時に、上のチビの保育園時代から一緒だった子のおばあちゃんがこちらへやってきまして。

 その家はシングル家庭で祖母が全面的に育児に協力しているので、保育園の送り迎えも学校行事参加も仕事を休んでやりにくるのは母親ではなくおばあちゃんだったんですね。

 ですからその家に関しては母よりも祖母との方がママ友皆仲が良いのです。

 久しぶりだったのでこんにちは~!と挨拶すると、ちょっと考えた後に寄って来て、あなたも面識があるから知らせるわね、驚かないでね、ここで大声を出さないで頂戴ね。と仰る。

 驚くなと言われると勿論驚く話ですよね。その時は、はいはい、小声で驚けばいいのね、と思っただけでした。その時想像したのはそこのお母さんが妊娠したのかな、とかそういう事。そうしたら驚くし、おばあちゃんの負担が増えるのかなあと思ったのでした。

 でも言われた言葉がこれ。

「2月に〇〇(子供の同級生で、おばあちゃんの孫)の母親が亡くなったの」


 ・・・・・・・・えっ!??


 予め言われていたので絶叫はしませんでしたけれど、驚愕でした。だってそこの母親はまだかなり若かったはずです。子供二人いて、自分の母親と協力して毎日を過ごしてしたはず。上の子供さんはもう高校生ですが、お母さん自身は多分、まだ30代のはず!

 あああ~・・・・ショックです。保育園の卒園式と小学校の入学式でしかお会いしたことはありませんが、そこの子供さんはうちの娘の幼馴染で仲も良いのです。知らなかったけど、そんな可哀想なことになっていたとは。

 原因は判らなかったようで、心不全で片付けられた、とおばあちゃん。あと2年で仕事も辞められると思っていたのにと仰います。だけど、これからも孫を育てなきゃならなくなったの、迷惑かけるかもしれないけれどどうぞ宜しくね、と言われ、もう絶句です。

 どーんと落ち込みました。

 その後で懇談が。

 動悸が酷く、さっきの話でショックを受けて動揺していたので更に不安感が増しました。けれど、ここへは子供の為に来ているのだから、と何とか教室へ入って、呆然としたままで懇談に参加してました。きっと顔はいっちゃってたと思う。周囲の人は気持ち悪かっただろう・・・ううう。

 人の命はある日必ずなくなるもので、それは嫌というほど判っていますが、どうしてあの家にそんな不幸を与えるの、と悲しいです。孫達も大きくなってきてやっと一息つける、と思っていただろうおばあちゃんには酷すぎますよね。娘が亡くなり(しかも原因不明で)、残された孫達を育てていかなきゃならない。

 自分のことではないし、そういう意味でいえば私の生活には何ら影響のないことなのです。

 でも人が亡くなってしまった、それはやっぱり辛いですよね。

 昨日あったその子はいつも通り明るい笑顔でしたけれど、心の中は傷付いているのでしょう。どうか健康で元気で育ちますように。

 凹んだままで帰宅して、このままでは引き摺られると思ったのでPTAの仕事に精を出しました。大量にあった名簿製作の仕事、今日で全部終わらせた!

 そして考えました。やっぱりいつ死んでもいいように、やりたいことをやっておかなきゃね、って。もう明日死んでも「満足だ」って言えるように大切にしなきゃね、って。

 明日からはまた、きりっとした気持ちで生きていきたいと思います。

 fumiの写真を借りて、黙祷。





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