奏でるものは~第4部 最終章~


教会の前で、父の腕に手をかけて待つ。


結婚前の娘としての最後の時。



「お父様、ありがとう」


「幸せなら、いい」


俯いて目を閉じた。

今までの幸せは、両親に育ててもらったから。




お互い、顔は見なかった。


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