恋は突然に 意地悪なあなたの甘い誘惑
「見るな!」
ギュッとさらに頭を抱きしめられ、上を見ることができず綾乃はまた顔をカズの腕の中で俯いた。
「今。俺すごい恥ずかしい事言ってるから、今の俺の顔は見るな」
そう言われた綾乃は、なぜかカズの腕の中が心地よくて、そっと力を抜くとカズにもたれ掛かった。
「もう、認めた。あんな子供みたいにイジメたのも、イジワルな言葉を言ったのも……俺は綾乃が好きだよ。始めはこんな子供……って思ってたけど。たまに笑う笑顔も、音楽に取り組む姿勢も、本当は優しい所も。だから、俺を見ろよ。さんざん傷つけて今更って言われるかもしれないけど、俺がお前に自信を与えてやる。俺はこんな性格だけど、守りたいものは絶対守るから。俺にとっては綾乃が一番だから」
綾乃はカズの言葉を聞いて、また涙が溢れた。
「今は俺のことなんて嫌いかもしれないけど、気持ちを認めたからこれから全力でお前を落としに行くからな。それは許してくれよ。まだお前のこと諦めたくないから」
そこまで言うと、カズはそっと綾乃を抱きしめていた腕を緩めて、綾乃の顔を覗き込もうとした。
ギュッとさらに頭を抱きしめられ、上を見ることができず綾乃はまた顔をカズの腕の中で俯いた。
「今。俺すごい恥ずかしい事言ってるから、今の俺の顔は見るな」
そう言われた綾乃は、なぜかカズの腕の中が心地よくて、そっと力を抜くとカズにもたれ掛かった。
「もう、認めた。あんな子供みたいにイジメたのも、イジワルな言葉を言ったのも……俺は綾乃が好きだよ。始めはこんな子供……って思ってたけど。たまに笑う笑顔も、音楽に取り組む姿勢も、本当は優しい所も。だから、俺を見ろよ。さんざん傷つけて今更って言われるかもしれないけど、俺がお前に自信を与えてやる。俺はこんな性格だけど、守りたいものは絶対守るから。俺にとっては綾乃が一番だから」
綾乃はカズの言葉を聞いて、また涙が溢れた。
「今は俺のことなんて嫌いかもしれないけど、気持ちを認めたからこれから全力でお前を落としに行くからな。それは許してくれよ。まだお前のこと諦めたくないから」
そこまで言うと、カズはそっと綾乃を抱きしめていた腕を緩めて、綾乃の顔を覗き込もうとした。