子犬男子に懐かれました
「皐珍しい〜ギリギリなんて」
迎えてくれたのは香
全く…相変わらず香水がきっつい。
「香、その匂いやめたら?結構鼻にくるよ。前のが良かった」
「えぇ!嘘まぢで?!皐が言うんなら変えようかな」
そう言って匂いを消そうと腕を首元に何度か擦りつけていた。
「てか、皐寝坊したの?」
いいや、むしろ早起きしました。
「寝坊じゃないんだけどね……ちょっと朝から用事があって」
高校生の男の子の心配してたら遅刻なんて言えやしない
どうせ香の事だから、放っておけば良かったのにー。とか言うだろう。
「ふぅん、
あぁ!そういえば皐が抜け出した合コンあったの覚えてる?」
「げ、なに、また何かあんの?」
「そんな嫌な顔しないでよ!朗報よ、皐」
「朗報?」