子犬男子に懐かれました
と、あっという間に日曜日になってしまいましたーー。
最近服はスーツばっかりだし…悩みに悩んでドシンプルな格好になってしまった。
待ち合わせ場所に向かうと、優也くんはもうその場所にいた。
「はぁ…行くだけ行くだけ今日1日遊ぶっていうだけ」
そう小さく呟きながら向かった。
「あ!さっちゃん」
「どうも…お久しぶり」
ニコニコと笑う優也くん。
カラオケという場でしかみていなかったため、駅で見る優也くんは普通の爽やかな男性に見えた。
「うん、久しぶり。あの日は急に戻ってこなくなっちゃったからびっくりしたよ」
「ちょっと体調悪くなって…」
「そうだったんだ、気づかなくてごめんね?今日は大丈夫?」
「うん、大丈夫。ありがとう」
あれ…なんか、普通にいい人っぽい?