初雪の恋

 今日も、午後から、海斗さんの家で、受験勉強。


 「明日から、新学期だな。」


 そう、今日で冬休みが終わる。いよいよ、受験本番。


 「紗姫、ちゃんと宿題終わってるよな?」


 宿題は、出てないけど、明後日は実力テストがある。


 「学校行きたくないよ。」


 海斗さんの肩に寄りかかりながら、海斗さんに甘える。


 優しく頭を撫でてくれる。その温かく大きな手が私は大好き。


 受験勉強の合間の甘い時間に、酔いしれていた。


  
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