初雪の恋

試験


 1月の後半から、3年生は自由登校になっていたけど、まだ、受験が終わってない私はほとんど毎日学校に登校している。


 海斗さんも、大学が始まって、進級に向けてのレポートや課題。そして、バイトと忙しく、最近は、海斗さんに勉強を教えて貰えていないし、全然会えない。


 でも、今日は久しぶり振りに、海斗さんが、1日時間を作ってくれた。


 私は朝からご機嫌で、海斗さんに会う準備をしていると、私の携帯が、海斗さんからの電話を知らせる。


 「おはよ。紗姫今から、 迎えに行く。大事な話がある。」


 海斗さんが迎えにきてくれると言うので、急いで、着替え軽くお化粧をして、外で海斗さんの到着を待つ。


 いつもの見慣れた車が、目の前に止まったので、助手席に乗る。
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