初雪の恋

迷子の恋心


 沢山の人達と、写真を撮り、話をして、今私は1人で、海斗さんが来るのを待っている。


 まだ春先のためか、陽が暮れかけた外は、肌寒い。


 震える体を擦りながら、海斗さんが来るのを待つ。




 気が付くと、当たりは真っ暗になっていた。


 携帯を見ても、着信がない。新着メールを問い合わせてみても、海斗さんからのメールはなかった。


 だんだん不安になって来る。もしかして、海斗さん事故にでも合ったのでは、ないか。それとも、まだ帰国していないのか?


 取りあえず、私は電話をしてみることにした。
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