信じてみませんか??
私は出て行く準備をした。





ーー次の日。




父「親父には言っておいた。
組は悠里に継がせると。

じゃあ、またな。」





お爺様の組だから、報告するのは普通だけど最後の時までこんなに冷たいんだ。






母「言い忘れたけど貴方、お爺様の養子になる話があるから。」





「ぇ……。」




母「当たり前でしょ。
私達の家は財閥。
今後、綾奈と双子だってバレてその片方が組の組長なんて世界に知られたら家の恥だわ。

だから、あなたには養子にいってもらうわ」






養子……




本当に私いらない子だったんだ。






なら、もうここに思入れはないよ。





「父様、母様さようなら。

今まで育ててくれてありがとうございました))ニコッ」




父・母「「⁉︎」」






私はそういって家を出た




10歳の時に私は全てを失った……。




家族も。




今までの実績も。





全て、全て無くなった。





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