強がり女の唯一の男
「小雪?」
「公平・・・好きだよ」
「はっ? えっ!?」
「私は2ケ月前に公平が一番大切だって思った気持ち 変わって無いよ?  公平は変わっちゃったの?」
公平を上目遣いで見つめると、公平は真っ赤になっていた。
「公平?」
「変わるわけねぇだろっ! 小雪が好きだっ!!!」
叫ぶように言った公平は、そのまま私の唇を奪った。
触れるだけのキスなんかじゃ無い。
荒々しい 唇も舌も吸い上げる様な 食べてしまわれそうなキス。
公平の片手は私の頬、もう片手は私の後頭部をしっかりと押さえこんでいる。
そんなキスに私は・・・身体の中が疼くのを感じた。
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