強がり女の唯一の男
4話
改札を出ると・・・。
「公平?」
目の前に見知った幼馴染の公平の後ろ姿。
「あ~? ああ小雪か。 今日は早い帰宅だな?」
ニカッと笑う公平の顔を見て、なんだか安心感を覚える。
「うん・・・・ねぇ、時間ある?」
「おう。 この後の予定はな~んもないから大丈夫だ」
「じゃあ、いつものとこで飲まない?」
「小雪から誘ってくるなんて珍しいな。 さては、彼氏と別れたか?」
「え・・・いや・・・」
「なんだよその微妙な反応?」
< 15 / 159 >

この作品をシェア

pagetop