強がり女の唯一の男

だけど、小雪の「公平の気持ちにはまだ応えられないけど、本当に嬉しかった」って台詞に期待してしまう。
まだ応えられなくても、いつか応えてくれるんじゃないか？・・・と。
・・・今まで俺たちの関係を見ていれば、小雪が俺を男として見てくれる日が来ないことは明らかなのに、俺は自分以上に小雪が甘えられる存在は居ないんじゃないかと思ってしまう。
2年付き合っていた彼氏にでさえ甘えられなかった女。
不器用な女だな。と思う。
だけど、恋愛だけが自分の人生って言ってる女よりずっとずっと素敵だと思う。
だからこそ、小雪に惹かれ続けるんだろう。
強がってばかりで損な性格の女。
だけど、俺はそんな小雪が好きで好きで堪らないんだ。
そして、俺にだけは弱さを見せて甘えられるのだと知ると・・・やはり期待してしまうバカな俺が居る。

小雪の幸せを願うよ。
その幸せが俺の隣だと言ってくれたら、一生離さないのに・・・。



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幼馴染の公平視点終了し、次話からは主人公視点に戻ります。