俺様社長と強引で甘々な結婚
翌週、今日はアキちゃんが来る日。
春馬の好意で今日は有給。昨日から待ち遠しくて仕方がなかった。


駅までのお迎えには春馬も付き合ってくれた。
本人は仕事しない社長だからいてもいなくても同じだからと自分も有給を取って。


「そんなにそわそわすんなよ、いとこに会うのそんなに楽しみなのか?」


「楽しみですよ。アキちゃんはいとこだけれど、憧れの人でもあるんです。あんなに着物が似合う人いないですし、綺麗な顔に、華道茶道もできるんですよ。それに呉服屋の跡継ぎでもあるんです。本当に尊敬できる憧れの人です」


私が改札口で春馬さんにアキちゃんへの思いを熱弁していると、エスカレーターを下りてきたアキちゃんと目が合った。


大きく手を振るとアキちゃんも笑って手を振り返してくれる。


「おい、まさかあれがアキちゃんか?」

「そうです。本当に素敵な人でしょ?」

「お前、あいつをうちで数日、泊まらせると言ってたよな?」


そう、せっかく来てくれるんだからこっちにいる間は、うちの家でゆっくり過ごしてもらいたいと春馬さんにお願いしたら快く了承してくれた。


だから、そのつもりだったのに春馬さんは険しい顔をして、今すぐホテルを予約しろという。
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