俺様社長と強引で甘々な結婚
「で?何を言っているのかよくわからない」
結局、デート前日にもかかわらず、私は関ちゃんに相談することに決めた。
野々葉ちゃんも誘ったんだけど、今日は合コンだからと断られてしまった。
関ちゃんを強引に誘って、やってきたのは生パスタが美味しい個室のあるお店。
今日は飲まないと決めたから、お酒の少ない場所を選んだ。
私は、海の幸の和風パスタ、関ちゃんは、温泉卵のカルボナーラを頼んだ。
そして、注文したあと、私はすぐに本題を切り出した。元々あった不安と今日聞いてしまった彼女の話。
関ちゃんなら何かアドバイスをくれると思ったのに、彼女から出た言葉は怒り混じりの言葉だった。
「えっ、いやだから自分が嫁だとも言えないし、彼女の話も本当みたいだから不安で…」
「言えばいいじゃない、別にうちは社恋愛禁止でもないんだし、それとも理央さんのことだからそれで仕事が減ったらとか、デザイナーさんとかと気まずくなったらとか考えてるんでしょ?」
図星を突かれ、返す言葉がない。
さすがにそこはお互い大人だし、公私混同はしないとは思うけれど、会社外の人に話さない理由にはそれも含まれている。
「理央さんが気を使う人だって分かるけど、さすがにそこは向こうも割り切ると思うよ」
運ばれてきたサラダをモリモリと食べながら言う関ちゃんにそうだよねと返すだけ。