危険なアイツと同居生活【番外編】






「ありがとう!」




くしゃくしゃの顔で蒼に告げる。

すると、蒼も顔をくしゃっとして手を広げ……




「おいで」




甘い声であたしを呼ぶ。




「唯ちゃん、ぎゅーっとしたい!」



「うん!!」




あたしは、大好きな蒼の腕の中に飛び込んでいた。





この、優しい胸が大好き。

温かい体温が大好き。

これからも、こうやって蒼といられるなんて。

あたしは世界一の幸せ者だ。



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