危険なアイツと同居生活【番外編】
一気飲みなんて危険なのに。
特に、蒼みたいなお酒に弱い人はやっちゃいけないのに。
男性陣のコールに応えるように、蒼はビールを一気に空けてしまう。
もう、すでに顔は赤くて、目が虚ろだ。
あたしは芽衣と心配そうに顔を見合わせた。
「これこそ大学生だよ!
俺、ハジけてるよぉ!!」
今まで散々我慢してきた蒼。
飲み会にも満足に参加出来ず、参加してもアルコールは最低限。
だからこそ、限度を超えてやってしまったんだろう。
蒼はにこにこ笑ったまま、ばたりと地面に倒れてしまった。