溺愛は突然に…
「…わざわざ買ってきてくれたの?」
「…ぇっと、もぅこんな時間だし、お腹すいたかなぁって、思って」
ポリポリと頬を掻きながら、はにかんだ楓はそう言った。
「…ありがとう、昼から何にも食ってなかったから、貰うよ」
そう言った陽翔にホッとした顔をして、楓はデスクの上にそれを置いた。
「…それじゃ私はこれで失礼します」
そう言って一礼すると、楓は部屋を出ていこうとする。
が、陽翔に肩を掴まれてしまった。
もちろん楓は驚いて、振り返る。
「…社長?」
「…もうすぐ終わるから送っていくよ」
「…でも」
「…すぐだから」
陽翔の申し出に、楓は首をふった。
「…まだ立ち寄るところもありますので。その気持ちだけ頂いておきます。失礼します」
キッパリそう言うと、楓は社長室を出ていった。
落胆する陽翔。
楓はと言うと…
ドアを閉めて、その場に座り込んでしまっていた。
なんだかいつもと違う陽翔に凄くドキドキしていた。どうしたんだろうと自問自答してみたが、今の楓にはわからなかった。
…次の日、昼からバイトに入った楓は、何故かやたらと陽翔を避けていた。
沢山仕事をして、陽翔に会わないように、顔を合わせないように。
「…楓」
「…はい?」
パソコン作業中に、彰人に声をかけられた楓。
「…仕事、抱えすぎだろ?ちょっとこっちに回しせ」
「…あ!」
そう言うと、彰人はデスクの上の束の書類を半分奪い取った。
「…ぇっと、もぅこんな時間だし、お腹すいたかなぁって、思って」
ポリポリと頬を掻きながら、はにかんだ楓はそう言った。
「…ありがとう、昼から何にも食ってなかったから、貰うよ」
そう言った陽翔にホッとした顔をして、楓はデスクの上にそれを置いた。
「…それじゃ私はこれで失礼します」
そう言って一礼すると、楓は部屋を出ていこうとする。
が、陽翔に肩を掴まれてしまった。
もちろん楓は驚いて、振り返る。
「…社長?」
「…もうすぐ終わるから送っていくよ」
「…でも」
「…すぐだから」
陽翔の申し出に、楓は首をふった。
「…まだ立ち寄るところもありますので。その気持ちだけ頂いておきます。失礼します」
キッパリそう言うと、楓は社長室を出ていった。
落胆する陽翔。
楓はと言うと…
ドアを閉めて、その場に座り込んでしまっていた。
なんだかいつもと違う陽翔に凄くドキドキしていた。どうしたんだろうと自問自答してみたが、今の楓にはわからなかった。
…次の日、昼からバイトに入った楓は、何故かやたらと陽翔を避けていた。
沢山仕事をして、陽翔に会わないように、顔を合わせないように。
「…楓」
「…はい?」
パソコン作業中に、彰人に声をかけられた楓。
「…仕事、抱えすぎだろ?ちょっとこっちに回しせ」
「…あ!」
そう言うと、彰人はデスクの上の束の書類を半分奪い取った。
