ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】
なんだか嘆かわしくなってため息が出ていた。





「率直に聞くけど、来栖くん、なずなちゃんのこと好きだよね」





先輩は少し苦笑いを浮かべた表情でそう言ったのだった。





今更そんなことを言われたくらいで動揺などしなかった。





むしろ僕は、真っ直ぐに先輩を見返し言った。





「なっちゃんのことは、昔からずっと好きですよ」





僕はなっちゃんが好き。


大好き。


この世で一番なっちゃんが好き。





なっちゃんへの恋心に気づいたのなんて、もうずっと昔のこと。





いつの間にか好きになってた。


なっちゃんの存在が、僕の真っ白で平凡な日々に、色をつけてくれたんだ。





なっちゃんは僕の初恋の人なんだ。
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