ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】

♡Third♡

***





翌日、いつものように蓮と一緒に登校し、自分の席で頭を悩ませていた。





モデルのこと…断るって言っても、どうやって断ればいいのっ!?





先輩のクラス聞きそびれちゃったし、どうやって会えばいいんだろう。





またカメラ部の部室に行くとか?


うーん、でもそれは、期待させちゃいそうで行きにくいなぁ。





三年生の教室を片っ端から探していく?


それは流石に無謀すぎるよね…





朝からずっとこのことで頭を抱えていた。





「ずっとうめき声あげてるけど、なにか悩み事?」





「あ、和葉ちゃん」





隣の席で見かねた様子の和葉ちゃんが声をかけてくれた。
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