ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】
「実は…」





そして私は昨日あった出来事をすべて話した。





和葉ちゃんは、なるほどねぇ~と呟きながら、真剣に考えてくれているようだった。





「それより、日比谷渉先輩ってなずなちゃん知らないの?」


「え?なにが?」





和葉ちゃんの問いかけにハテナマークを浮かべた。





「渉先輩って、結構有名だよ?私、先輩で仲がいい人いるからよく聞くんだけど、かっこいいし優しいから、女の子たちに人気なんだよ」





「そうなの?私、知らなかった…」





あれでモテないほうが逆におかしいもんね。





そうなんだ…そんな有名な人だったんだ。





「あの渉先輩にモデル頼まれるなんてすごいことだよ!やっちゃえばいいのに」
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