僕等のネイロ
「失礼しまーす」


私がドアを開けた。


「おーい、魚くん」


「だからその魚くんってのやめなさい!!」


担任の魚くんこと小島先生。魚くんの声に似てるから魚くん。声超高い。


「ぶくくっ…」


直人は思わずふきだした。


「あ!!転校生の広永直人くんですね!?担任の小島です!!よろしくねー!!」


「あっよっよろしくお願いします…」


直人の口はまだ半笑いだった。


まぁ私も魚くんの声を初めて聞いたときはびっくりしたなぁ…。


だってねぇ…。結構体ムキムキなのに…。


「じゃー行こうか教室に!!」


魚くんが立ち上がって言った。
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