僕等のネイロ
「うッそだぁ~…居る…でしょ!?」


なんでこんなにびっくりしてるのか全然分からなかった。


「居ないってぇ!!もうこんな話はいいから!!俺等の未来について語り合おーぜ☆」


翔くんはわざと話をそらしたんだろうか??なーんかわざとらしい…。


「未来って??」


一応その話にのってみた。未来とかどういうつもりなんだろう??やっぱメジャーデビューだけど…それ以外になんかあるのかなーと思って


「ファンが出来なかったときのこととかー売れなかったときのこととかー」


「ネガティブなことばっかじゃーん!!」


「もういいだろ!?さっさと帰れってんだ!!」


葵くんは虫を追い払うように手でシッシとした。


「あーごめんね??邪魔だったね」


「悠菜はまだ居てもいいよー。お前等2人帰れ!!」


悠菜はまだ居てもいいってどういうこと!?ってか悠菜って呼び捨て!?前からだっけ!?
あぁもうダメだー精神おかしくなってきたよー!!頭ぱにくってるしー!!


「はいはい。ちゃーんとボイトレしといてやれよー」


水城くんが笑いながら言った。ボイトレって何…??
2人は帰った。
ボイトレってなんだろ??怖いんですけどー!!


「あーボイトレはしないから」


びびってる私に葵くんは優しく言ってくれた。


「ボイトレって何??」


「ボイストレーニングの略。そんなことしないって…ただちょっと語りたいなーと思ってさ」


興奮してもいいですかー!?


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