僕等のネイロ
「今何時よ??」


「もう5時」


「あー!?じゃあもう翔ついてるね」


何で皆翔のことばっかり話すんだろ。


彼女みたいじゃん。


コンコン


誰かがドアをノックした。


「はーい??」


ドアを開けると、お母さんが真っ青になって立っていた。


「ちょ、どうしたのお母さん!?大丈夫!?」


お母さんは座り込んだ。


「え、どうしたの!?お母さん!!」


「…んが…」


小さな声で何か言った。


「翔くんが…」
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